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コラム
 

第54回「サクラ茶を楽しむ」

 ソメイヨシノの花に続いて八重桜が咲きます。花がぼったりと重く、ソメイヨシノとはまた違った味わいがあるものです。
 八重咲きの桜の特徴は葉の香りが強いこと、花びらがバラバラになりにくいことです。この特徴を利用してサクラ茶を作ってみましょう。
 サクラの塩漬けは市販もされていますが自分で作るほうが楽しいと思います。正式な作り方は色いろと紹介されていますので調べてみてください。
 最も簡単な方法は、まず開ききらないやや締り気味の八重桜の花だけを摘んできます。次に水で洗い自然塩に漬けるだけでも十分においしいサクラ茶を作ることができます。このときピンクのきれいな漬け汁が出てきますがそれは捨てて、密閉できるビニールパックに入れ、空気を抜いて冷蔵庫にしまっておけば1年以上楽しむことができます。塩は少し多めにしてください。柔らかい葉も摘んできて塩漬けにしておきましょう。
 1~2輪のサクラ茶を湯のみに入れ、熱いお湯を注ぐとサクラが湯の中に漂います。ほのかな香りを楽しみながら飲んでください。
 サクラ茶ができたらサクラの香りがするおにぎりを作ってみませんか?
 材料はご飯とサクラ茶です。塩漬けした桜の花びらをご飯に混ぜ、あとは普通に握るだけです。葉の塩漬けをおにぎりに巻くと雰囲気満点。淡いピンクのおにぎりをほおばると、かすかな香りが鼻を通り過ぎてゆきます。
 ぜひお子様とサクラ茶作りからおにぎりまでの行程を楽しんでみてください。
 余談ですがサクラもちや柏もちに使われる葉は一重咲きのオオシマザクラで、葉がいつまでも柔らかく香りも高いのが特徴です。

いろいろな器に入れてサクラ茶をどうぞ。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進

 
 
 
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